不動産売却のコツ
2024/8/26
住みながら売却する際の売主としての注意点
マンションの売却を決めたら、お客様のご内見があります。
空室になっているお部屋であれば、不動産会社の担当営業マンがお客様を連れていつでもご案内出来ますが、もし、ご自身が居住しながら売出しした場合、お客様のご案内はどのような流れになり、どのような点に注意すれば良いでしょうか?
不動産会社から内見希望日時の連絡が入る
あなたのお部屋の内見希望は、販売活動をお願いしている不動産会社に入ってきます。
※販売活動をお願いしている不動産会社(媒介契約を締結した会社)以外から直接連絡が来ることはありません。もし、そのようなことがあった場合は、お任せしている不動産会社をお伝えし、そちらに連絡するように言いましょう。
お客様からご内見希望の連絡が入ると、担当営業マンは、売主様が居住中である旨をお客様にお伝えし、内見日時の調整が必要であることを伝え、お客様の希望日時をお聞きします。
担当営業マンからお客様のご内見希望日時の連絡が来たら、早めに返答しましょう。
※お客様も早めに予定を組みたいと思っているはず、早急な返答は相手もありがたいと思っています。
内見日当日までにすること
お客様の内見希望日が決まったら、その日までに室内の整理整頓と掃除をしましょう。
せっかく良いお部屋なのに荷物がお部屋に散らばっていると悪い印象を与えることになります。そのため、室内の整理整頓は大切です。特に散らかりやすいお子様のおもちゃなどは、一カ所にまとめておきましょう。
また、室内にほこりがいっぱいあると思い入れのある大切な不動産であっても、その思いをお客様にお伝えすることは出来ません。大掃除まではいかなくて良いので気持ちよくお客様がご内見頂けるように掃除をしましょう。
※バルコニーに面する窓ガラスの汚れをきれいにしておくと外からの陽も良く入り印象が良くなります。キッチンなどの水回りは、お客様が一番ご覧になります、いつもの掃除より少し丁寧にしておくといいです。
見せられない場所をつくらない
ご内見されるお客様は、ご自身の一生住むお部屋を探しに来ている方です。そして、何千万という住宅ローンを組んで購入する方です。
そんなお客様に対してお部屋の中で見せられないお部屋や見せられないクローゼットがあった場合、購入の判断をできるでしょうか?
お客様は、不安になると思いませんか?
お客様がご内見に来た際には、「どうぞゆっくりご覧になってください。気兼ねなく収納も開けてご覧になってくださいね。」という言葉をかけられるようにしてください。見せられないお部屋や見せられないクローゼットが無いようにしましょう。
※ご内見に来たお客様は、とても緊張しています。そして、お住まいになっている方のお部屋の収納は開けずらいものです。こちらから伝えることでお客様の印象も良くなります。
説明は不動産会社、お客様に対する印象を良く
不動産に関する専門的な説明は、不動産会社の担当営業マンが行います。
では、迎え入れる側として何をしたらよいでしょうか?
それは、『笑顔で出迎える』こと『お客様が内見中は視界に入らないように少し離れる配慮』です。
※笑顔で出迎えることでお客様に対し良い印象を与えましょう。そして、緊張しているお客様にゆっくりと内見してもらえるように少し離れておきましょう。
そして、お客様から質問がある場合は、担当営業マンを通じて来るはずです。
質問が来た場合は、素直にありのまま答えることが良いです。決して「ここが良い!あそこが良い!」など過度なアピールはしないようにしましょう。
※それぞれの不動産に良いところ、不便なところがあるのはお客様もご存じです。しかし、ご内見されるお客様によって良い点・不便な点が違います。対応は不動産会社の担当者に任せましょう。
まとめ
居住しながら販売活動する場合、空室で販売するよりもご自身の負担が大きくなります。
しかし、ご内見されるお客様にとっては、実際に住んでいる方の感想やご意見を聞くことができ、家具を配置した場合のイメージも見ることが出来るという安心感があります。
『居住中では売りにくい』、『空室の方が売りやすい』という印象をお持ちになる方が多くいますが、居住中での販売の良さがたくさんあります。
居住中の販売活動をどうするか、悩んでいる方がいたら是非参考にしてください。