不動産売却のコツ
2024/7/20
『仲介』と『買取』の違い
不動産を売却しようかな?と思いパソコンを通じて調べると『仲介での売却』や『買取での売却』という言葉が出てきます。
不動産会社へ相談に行っても『仲介』という言葉や『買取』などの言葉が出てきます。ここでは、『仲介』と『買取』について書きたいと思います。
『仲介』とは
仲介とは、不動産会社が売主様と買主様の間を取り持つことによって成立する取引形態のことをいいます。不動産会社の役割は、売主様に代わって広告を掲載して買主様をお探しし、契約から引渡しまで無事に終えられるようサポートすることです。
【仲介のメリット】
- 市場価格で売却できる
- 高額売却も目指せる
仲介による売却のメリットは、市場価格で売却できること。場合によっては高額売却を目指すことも可能であるため、少しでも高く売りたいという方には仲介がおすすめです。
【仲介のデメリット】
- いつ売れるのかわからない
- 居住中での売買だと売れるまで案内立ち合いが続く
- 契約不適合責任がかかる
- 仲介手数料がかかる
仲介による売却では、一般的に3か月~4か月で売却にいたることが多いものですが、買主様が現れない限り売却することはできません。状況によっては、売却までに1年以上かかることもあります。
また、仲介した不動産会社には仲介手数料を支払います。
『買取』とは
買取とは、不動産会社に直接買い取ってもらう売却方法です。不動産会社は『買主』になるため、この場合には仲介を挟むことのない売買になります。
【買取のメリット】
- 早く売却できる
- 周りに知られずに売却できる
- 仲介手数料が不要
- 契約不適合責任が免除
買取は、市場に流通させずに不動産を売却することができるため、早期かつ周りに知られずに売却することができます。
仲介にはあたらないので、不動産会社への仲介手数料の支払いはありません。また、契約後に欠陥・不良個所が見つかった場合に修繕等の責任を負う『契約不適合責任』が免除になるのが一般的です。
【買取のデメリット】
- 売値が落ちる
不動産会社が不動産を買い取る理由は、転売や運用によって利益を出すためです。そのため、買取では『市場相場価格』で買取されるのではなく『収益性』で価格が決まります。一般的な買取価格は、市場価格の70%~80%ほどです。
『仲介』と『買取』のどちらを選ぶか
売却にある程度時間をかけることができ、少しでも高く売りたいと思っている方は、『仲介』をおすすめします。また、人気エリアの物件や築浅物件なども『仲介』を選ぶことをおすすめします。住宅ローンの残債が比較的多く残っている方も『仲介』をおすすめします。
逆に「時間をかけずにすぐ売却したい」という方や「誰にも知られずに売りたい」という方、仲介で市場に出してもなかなか売れないような築古物件などは『買取』を選ぶことをおすすめします。
まとめ
『仲介』や『買取』のどちらが自分にとって良いのか、しっかりと家族で相談し判断されることが大事です。そして、信頼できる不動産会社に相談することをおすすめします。